Tsubara Tsubara NATURAL FABRIC

オーガニックコットン

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普通の綿花栽培では、かなりの量の化学肥料と農薬が使われ、環境や農家の人たちに影響を与えます。
又、化学肥料や農薬は地下水の汚染、土壌微生物の消滅などにより、作物を育てる土壌の力が減少します。
オーガニックコットンは、有機農作物等の生産基準に従い3年以上農薬、化学肥料を使用していない農地で育てられた綿花のことです。

現在、日本で作られている綿はほぼ0%。これを何とかしようと少しずつあちらこちらでアクションが起きています。
福綿(ふくめん)プロジェクトもそのひとつ。
私達は布の地産地消を目指しています。

「がら紡」手紡ぎの柔らかさとぬくもり。

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この紡積は明治6年、日本独自の紡積「和紡積」として発明され、水車を動力とする事を考案した三河の地から全国に発展しました。
綿を詰めた筒が錘によって落ち、ガラガラ音をたてながら糸を紡いでゆく様子から「がら紡」と呼ばれるようになりました。
短い繊維から糸を紡ぐ事ができるがら紡は、くず糸も紡げるリサイクル繊維の原点です。
しかし、今では「がら紡工場」は愛知県内に数件が残るのみになってしまい、希少で貴重な糸となってしまいました。
環境に優しい動力で、限りある資源を有効利用してきた歴史をもつがら紡は、今の時代を考え直し、未来へと受け継がれる紡積だと思います。

新万葉染め(天然染料染め)

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新万葉染めは、天然色素の捺染であり、基本的に草木染めと呼ばれる天然染料染めと同じで、草木や虫等の自然の物を原料とした布や糸を染める技法です。
その昔から使用されて来た自然界に存在する天然色材をそのまま利用し、新開発の技法を加えることよって、古代の色調を染め出すと同時に染色コスト軽減を図ります。
そして、有機溶剤を一切使用せず、排水、廃液を循環させることをテーマとして開発されました。
主な材料は、マリーゴールド、アカネ、ログウッド。その他の材料としてコチニール、クチナシ等です。

* 開発者 工学博士 木村光雄氏